阪神車両メンテナンス
鉄道部の現場

阪神車両メンテナンスの「鉄道部」には6つのグループがあります。鉄道の安全・快適を支えるそれぞれの現場の様子を紹介します。

向き合う・設計する・まとめる。

設計グループ

図面の作成、部品の調達や人の手配、鉄道事業者さまと現場をつなぐプロジェクトマネージャーも担うなど対応は多岐にわたります。鉄道事業者さま・車両・現場に向き合い、納期や点検・整備を見越した設計を行い、工事内容をまとめていきます。

安全性、快適性、デザイン性はもとより、造りやすさや納期、コストや部品の見直しなど、設計の検討ポイントは幅広く重要となってます。

点検にも立ち会います。

図面を元に工事は進められていきます。

見えるもの・触れるものを作り、車両の安全・快適を支える。

車装・塗装グループ

車両改造や定期点検における内装工事や塗装、洗浄・清掃、ほか、目や体で触れるものすべてに関わる仕事をここで行います。安全と快適に留意し、品質の向上を目指しています。

設計に沿って工事を進めていきます。写真は扉設置の様子。

貫通扉分解作業。

次の作業を見越しながら車両をばらします。

車両の組み立て。

塗装前のパテ塗り。

数多くの電気機器を連携させ、安全で快適な走行を支える。

電気艤装グループ

車両の床下・屋根・車内に設置された数多くの電気機器を、蜘蛛の巣のように張り巡らされる膨大で複雑な配線を、後の点検・整備のしやすさも考慮し、整理してつないでいきます。見えない部分で、安全で快適な走行と車内環境を支えています。

床下についている機器の電線を接続しています。接続後の見た目も大事です。

床下についている空気圧縮機の電線の処理をしています。圧縮空気はブレーキの元となります。

床下の四隅に配された、電線の接続箱です。百本以上の電線が、この中で接続や分岐をして車両のすみずみに張り巡らされます。

車両が動く・停まる。「当たり前」の安全を支える。

機械艤装グループ

エアー配管、ブレーキ装置、空調装置、台車ダンパーなどの整備と艤装を行います。車両が減速する、停車する、扉が開閉するなど、「当たり前」だが安全に走行するための重要な部分を担います。

ダンパー調整作業

ダンパー試験

ドアエンジン調整

安全と快適な乗り心地を足元から支える。

台車グループ

台車の点検整備作業のほか、車輪転削、台車油塵除去作業を行なっています。車両と地上の唯一の接点であり、車両を支えながら安全と乗り心地の多くを司っています。

車輪転削作業では、摩擦や重量で形状が変わった車輪を本来の形状に、また表面を滑らかに整えることで、振動や騒音を防ぎ、安全で心地よい走行を支えます。

形状と表面が整えられた車輪。

軸ばね組み立て

京都市営地下鉄の制御装置の点検整備。

京都定検グループ

京都市営地下鉄烏丸線の車両の全般・重要部検査のうち主に制御機器の点検整備作業を京都市交通局竹田車両基地で行なっています。対象機器類の取り出し作業から分解、清掃・洗浄、手入れ、組み立て、測定・試験、試運転まで携わっています。

制御装置の手入れ

工場に並んだ車両

制御装置の手入れ

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