研修・資格
鉄道の安全・快適のための技能を身につける
“企業は人なり”と言われているように、企業にとって人は財産(=人財)です。仕事が高度化・複雑化していく今日、技能が商品となる当社では、従業員に求める専門知識と技能を明確にし、従業員がそれらを効果的かつ有効に習得できるよう様々な教育を行っています。
はじめの一歩
新入社員研修
新規採用者の入職時の研修は、3つの教程を実施しています。
研修種別 | 研修内容 | 研修期間 |
---|---|---|
[第1教程] 従業員として必要な基礎知識の習得 |
会社概要、会社諸規則、安全衛生、電車概論などの学習/職場見学 | 概ね10日間 |
[第2教程] 電車に関する基礎知識の習得と作業の実習 |
電車全般のメカニズムなどの学習/作業実習 | 阪神電鉄車両部にて概ね1ヶ月間 |
[第3教程] 定期検査業務の基礎知識と基本技能の習得 |
作業を通じて専門知識・技能の一部を習得する | 概ね2.5ヶ月OJT 尼崎・神戸・京都の各職場にて先輩たちがアドバイスしながら指導教育します。 |
高度な知識・技能を身につける
専門知識・技能習得研修
専門知識・技能習得については、実地での研修を主体とし、実際に見て・触れて・やってみて、その感覚を養っていただくことで、仕事に対するイメージを膨らましていただきたいと考えています。感覚を研鑽していくことが、知識や技能を自分のものにできる近道だと信じています。
継続的な成長のために
安全衛生・その他の研修
従業員の継続的な成長のために、阪神車両メンテナンスでは主に以下の研修を実施しています。
業務を誠実に遂行するために
コンプライアンス教育
阪急阪神ホールディングスグループの一員として、単に法令を遵守するにとどまらず、「お客様、お取引様等、すべてのステークホルダーの期待に応える」といった視点が必要です。そのために、社会で起こった不祥事の事例や、阪急阪神ホールディングスのグループ経営理念の周知を図っています。
現場の掲示板
仕事の安全衛生のために
安全衛生教育
基本方針として、
・安全を最優先し、労働災害の撲滅を図る
・健康管理を徹底し、元気で明るい職場をつくる
の2点を掲げ、KY活動や現場パトロール、各種資格の取得と交通安全運動等の期間中の実務にかかる教育を通して、安全衛生に対する意識の向上を図っています。
フォークリフト教育の様子
ともに働く仲間たちのために
人権教育
すべての人の基本的人権が尊重され、相互に共存し得る健全な職場環境の形成を実現するために、人権啓発推進を行っています。年に一度、社内人権教育を行い参加型学習やグループ討議を中心に、一人ひとりがより高いレベルで人権について考える機会を設けています。
ともに働く仲間たちのために人権教育を行なっています
資格
公的資格等の保有状況
阪神車両メンテナンスでは、労働安全衛生法で定められた危険または有害な業務に従事するための資格をはじめ業務上必要とする資格の取得にあたっては、免許、技能講習、特別教育などに要する費用を会社が負担するなどして、積極的に支援しています。
作業にあたっては、保有する資格を証明するための「資格証明書」を会社が発行し、携帯させています。また、安全帽には資格ステッカーを貼り付けて、その作業の有資格者であることが一見してわかるようにしています。
(2021年4月時点)
資格 | 種類等 | 保有者数 |
---|---|---|
クレーン運転士 | 4人 | |
乾燥設備作業主任者技能講習 | 1人 | |
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習 | 7人 | |
有機溶剤作業主任技能講習 | 10人 | |
石綿作業主任者技能講習 | 5人 | |
床上操作式クレーン運転技能講習 | 13人 | |
フォークリフト運転技能講習 | 23人 | |
高所作業車運転技能講習 | 3人 | |
小型移動式クレーン運転技能講習 | 3人 | |
ガス溶接技能講習 | 13人 | |
玉掛け技能技能講習 | 20人 | |
自由研削と石特別教育 | 6人 | |
アーク溶接特別教育 | 9人 | |
高所作業車運転特別教育 | 2人 | |
動力プレス機械作業に係わる特別教育 | 3人 | |
第二種業務用冷凍空調機器冷媒フロン類取扱技術者 | 2人 | |
危険物取扱者 | 乙種2類 | 4人 |
乙種4類 | 17人 | |
JIS Z アーク溶接 | 基本級A2-F | 4人 |
非破壊試験技術者 | コイル法磁気探傷試験レベル1 | 2人 |
極間法磁気探傷試験レベル2 | 2人 | |
磁気探傷試験レベル2 | 7人 | |
超音波探傷試験レベル2 | 2人 |